アトリエ・マイルストンブログ

2016年12月24日土曜日

T講師の新作、道半ば

土曜日・晴れ・温暖
アトリエ冬休み2日目
クリスマス・イブ

昨日(23日)の美しい夕刻の空(我が家よりの眺望)

昨日は、天皇誕生日の国民の休日。アトリエ冬休み初日。
筆者もチョー久々の終日お休み日で、丸1日のフリータイム(!)。
筆者、一昨日に現在製作中の新作の一気仕上げを目論みました。
しかしその当日(昨日)、朝より激しい食あたりに見舞われ、完全ダウン。
1年の内に1回有るか無いかの体調絶不調に襲われ、終日ウンウン臥せることに・・・。
普段の無自覚の健康を痛感させられた1日で、起きた時には写真のような夕刻が迫っていました。
これが平日だったら(-_-;)・・・。ありがたき祭日。ありがたき健康。ありがたき温水洗浄トイレ。感謝。


「T講師のアート・ワーク(その12):新作・道半ば」

昨日の絶不調さえなければ一気仕上げでアップする予定だった新作アクリル画「夜空・夜景」の製作紹介。
本日、何とかアトリエへ。その挽回とばかりに筆を取ったものの、「病み上がり」とは正にこう言うものか・・・。
身体はフラフラ、意欲もヘロヘロで、力入らず。結局、描画ほんの僅かしか進まず、居直りのアップを敢行。
これもプロセス(工程)の一部、次回をこそフィニッシュとしましょう。

前回の紹介の背景(舞台)は揃い、ヒツジ雲の下で輝く市街地の照明を描き込み始めました。
筆者が感動した光景の一つの、雲の下に映った地上照明からの反射逆光も描き加えました。
天空の星々も、3~4等星あたりを(様子見)点描しましたが、撮影画像では見当たりません。

まずは道路の照明に着手(あたり付け)、星で言えばやはり3~4等星あたりを点描。
加えて、ラメやスパンコールの小さな粒を一部をこれまた「あたり付け」で接着。その効果を確かめました。
画面を見る角度によって変化するきらめく鮮やかな光は、筆者の狙い通りの効果を産み出しています。
 
地上に人口照明の光が加わったことで、視線の「見おろす感」が深くなり、筆者の企ても成功しつつあり・・・。
但し、天空の星々をもっと描画しないと、垂直方向の「見上げる感」が不足しているのは現状 否めません・・・。

以上、製作「道半ば」の様子でした。
完成の暁には、心の中で温めている「タイトル」も。
当コーナー次回で、今度こその「完成」を目指します。

残り少なき年内、まとまった製作時間はまた少なくなるも・・・。
(月曜日からは早朝から学童たちで賑わい、クリスマス会の準備も・・・。)
頑張ろう。

By 講師T

* * *

「ミュージック・ギャラリー(その247)、懐かしのクリスマス・ソング」

アッと言う間にこの季節となりました(1年の経つのは何と早いのでしょう!)。
今回の当コーナー、懐かしながらも、スタンダードではないクリスマス・ソングをお届けします。
イギリスやアイルランドの(当時の)若い音楽家たちの手によって作り出されたチャリティー・キャンペーン曲です。
当時、アフリカ・エチオピアの飢饉が問題となっていて、若手音楽家たちが集い、その救済の募金を集りました。
前代未聞のこの手作り運動は世界的に大きな反響を生み、後に米国にも飛び火。大きな社会運動となりました。
筆者らも当時は若く、熱い思いで彼らの運動に賛同。即刻チャリティー・レコードを購入・愛聴したものです。
今では世界的スーパー・バンドとなったU2のボノが初々しくも、既に地球的・社会的関心の高さが伺えます。
他にも当コーナー・一昨年末に取り上げたポールヤングをはじめ、懐かしの面々が若き姿で多数登場します。

バンド・エイド(絆創膏をもじっている名称)、「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス?」、1984年
Band Aid, " Do They Know It's Chrismas ",(1984)

つい、この間のような気がしたのですが・・・。時の経過を感じずにはいられません。
発案・提唱者は英国のウルトラボックスのミッジ・ユーロとアイルランドのブームタウン・ラッツのボブ・ゲルドフの二人。
何気ない二人の雑談会話から大きな運動が沸き起こった奇跡的な出来事で、当時の熱さが今でも忘れられません。
この運動に賛同し、集まった多くの若き音楽家たち、
ポール・ヤング、ボーイ・ジョージ、ジョージ・マイケル、スパンダー・バレーの面々、デュランデュラン、U2のボノ・・・、
ドラムのフィル・コリンズ、中堅となったポリスのスティング、ベテランのデビッド・ボウィーやポール・マッカートニー、etc,
今とは違ってまだ女性歌手の活躍が少なかった頃のバナナラマなど、懐かしき面々のオンパレードで感無量です。
地球規模にまで広がった社会運動を、若い音楽家たちの手で初めて創造した20世紀末の特筆すべき出来事です。
そのモチーフがクリスマス・ソングで、そのやさしいメロディーとシリアスな歌詞の対比が印象的で、今も胸に迫ります。

この活動、以降もバンド・エイドⅡ(89年)、バンド・エイド20(2004年)、バンド・エイド30(2014年)等、再結成。
その後の多くの若手ミュージシャンたちが賛同・参加しているとの事です。

ご存じの方も多いと思いますが、アメリカでは「ウイ・アー・ザ・ワールド」となって、大物音楽家たちが参加しました。
今は亡き「キング・オブ・ポップ」のマイケル・ジャクソンの姿もあります。興味のある方はyoutube上でご視聴を。



時の経つのは早いもの。アフリカに多くの植民地を持っていた宗主国・大英帝国に民主主義が芽生え、
その種子が多くの国家・国民に行き渡り、戦争に負けた我が国もアメリカを通じて、その恩恵に授かり、
二度に渡る大戦の惨禍をなくすべく大きな使命を持って統合されたEUから、今度は脱退を決めたイギリス。
筆者の故郷の南島でも策動的な反米の風が大きな渦となりつつあり、その将来に不安を感じてしまいます。
世界は今、一体 何処へ向かおうとしているのか・・・。

今夜はとにかく、「ハッピー・メリー・クリスマス!」