アトリエ・マイルストンブログ

2015年2月16日月曜日

ワイエスの冬枯れ絵

月曜日・晴れ
今日の昼間は、まるで春を思わせるような暖かさでした。
アトリエ定休日

「名作美術館(その110):ワイエスの冬枯れ絵」

 Andrew Wyeth " Turkey Pond " 1944

これまでにも当コーナーで、幾度か画家の冬枯れ作品を紹介してきました。
何の変哲もない一面黄土色をした褐色の草原を描いて、摩訶不思議な世界を現出させる画家の面目躍如な1枚です。
そんな冬枯れの草原の向こう、画面遠方で水面を光らせる池に向かって黙々と歩を進める男の後ろ姿が印象的です。
画面では見えることのない男の視線、目的地であろう全貌を露わにしない池、描かないことで強まる物語性が秀逸です。

* * *

「ミュージック・ギャラリー(その136);春兆し歌」

今回の当コーナー、上記作品との関連はありませんが、前々回に引き続きコアーズの楽曲をお届けします。
音楽好きな筆者、日々の様々なシチュエーションで脳裏に自動的に無料ジュークボックスが鳴り出します。
今日の昼間の車内の気温はまるで温室のようで、我慢できずについジャケットとセーターを脱いだほどです。
そんな今日の春陽気に誘われて、筆者の脳裏に流れてきた音楽がこれでした。

ザ・コアーズ 「オール・ザ・ラブ・イン・ザ・ワールド」
The Corrs " All The Love In The World "

U2やクランベリーズ、ポーグス等同様、筆者の琴線を痛く刺激するアイルランドを代表する兄妹バンド、再登場です。
ヴォーカルのアンドレアのシルキーな歌声も魅力的ですが、その狭間に進入するギターの後乗りな旋律も秀逸です。
冬最中とは言え、こんなソフトで温かい音楽空間に包まれると筆者の中では一足先にもう春が満開です。

画像終了後、画面をクリックすると、コアーズのやはり春っぽい曲がメドレーで楽しめます。
次の曲「Don't Say You Love Me」もまたお勧めです。よろしければ、どうぞ。

By 講師T