アトリエ・マイルストンブログ

2016年11月15日火曜日

キッズたちの自然発生・写生

火曜日・曇り

SHさん、製作中のパステル画の続きを行いました。

SHさん、今日は頭髪の細部や看護帽子などを加え、更に首元や顔の調子を描き込みました。
その効果もあって、立体感が出て肌合いも良い感じになってきました。
次回の続きが楽しみです。

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Chちゃん(小5)、製作中の油絵の続きを行いました。

Chちゃん、今日は頭部の細部や両目の描き込みを行い、更に胴体や尻尾の暗部調子を加筆しました。
目を描き込んだことで、ワンちゃん(シベリアン・ハスキー)の表情が明確になり、良い雰囲気が出始めました。
次回、順調にいけば仕上がるかも知れません。
楽しみですね。

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H姉妹、描画を楽しみました。

姉のYHちゃん(小2)、前回描いた大陸オオカミの続きを行い、見事に仕上げました。
雪原の向こうに針葉樹を描き加え、オオカミの生息地の厳しい環境をも表現しました。
「狩り」の様子とでも言える躍動感や緊張感・疾走感がとても良い雰囲気となりました。
おめでとう。

快作完成にすっかり気分を良くしたYHちゃん、早速の2作目・写生も開始、こちらも仕上げてしまいました。
描かれた果物モチーフのイチゴ・レモン・リンゴ、シンプル・ビューティーの典型で、こちらも快作となりました。
(本日2度目の)おめでとう。

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一方、妹のAHちゃん(小1)、図鑑から好きな動物を描き、後半では写生画にも挑戦しました。


AHちゃんが描いたのは「ゴマフアザラシ(の子)」で、4匹も登場させて、ユーモラスな雰囲気となりました。
造形教育もまた他の習い事同様に「反復」もとても大切で、そんな繰り返しで形体認識や器用さがが発達します。
少しずつ違う表情のゴマフアザラシ君たち、大人では決して描けない可愛らしさ宝です。

AHちゃん、姉の写生画に触発されて自らも挑戦。
こちらもシンプルさが美しいレモンの絵となりました。
必要最低限の要素で描かれたレモン、見ていると、不思議にも立体感豊かなリアルさが湧き上がってきます。
おめでとう。

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レッサーパンダを描き始めたAYちゃん(小1)、自らの描画に納得せず、途中で製作中止。
YHちゃんに刺激されて、気分も新たにこちらもレモン(別のレモン)の写生画を開始しました。

AYちゃんの写生画「レモン」、表皮のブツブツも描き込んで見事に完成。
但し、これだけでは物足りぬと、その後、右側に小さなイチゴも描き加えました。
立体感も出たAYちゃんのレモン、途中で写生画に変更して大正解でした。
おめでとう。

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RMちゃん(小1)、動物図鑑から気に入った生き物を2頭描き、見事に仕上げました。

左は夏毛姿の「オコジョ」で、左は白黒模様が特徴のあの「スカンク」で、共に見事な姿となりました。
おめでとう。

動物画を仕上げたRMちゃん、みんなが果物を描いていることに触発され、こちらも写生画に挑戦しました。
RMちゃんが描いたのは「桃」と「ライム」で、こちらもまた皆同様にシンプル・ビューティーな作品となりました。
おめでとう。


キッズたち、メインディッシュ絵のあとは、小さな紙でデザートのように自由画遊びを楽しみました。
薄を配して満月のお月見をしている情緒豊かな絵も筆者にプレゼントしてくれました。ありがとう。

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子供たちは互いの行動や作品に刺激をもらいながら、日々観察力や手の器用さを獲得してゆきます。
その小さな1歩が大切で、その小さな積み重ねが蓄積され、やがて成長して大きな実を結んでゆきます。
「自分の目で見て、描く」ことが自然発生的に実行された、アトリエ冥利に尽きる1日でした。