アトリエ・マイルストンブログ

2016年8月22日月曜日

台風上陸、リオ五輪も閉幕

月曜日・朝より暴風雨

台風9号、関東へ上陸。各地で被害に見舞われました。
学童クラブも実地訓練を兼ねて、森の里公民館へ避難。

まるで水墨画のような暴風雨にけぶる今朝の大山・丹沢山系



アトリエ定休日
「名作美術館(その185):台風特集:ヴラマンクの嵐絵」

久々の強烈な暴風雨に見舞われ、道路は低地冠水と、折れて吹き飛ばされた枝で危険な状態でした。
今日は台風襲来にちなんだ嵐の絵を特集しようと、頭の中の画像ライブラリーを訪ねるや、即、彼の絵が・・・。
どす黒い空の下、雨こそ表現されてはいませんが、速度感のあるタッチが嵐の風景を見事に表現しています。



モーリス・ド・ヴ(ブ)ラマンク (Maurice de Vlaminck、1876-1958)

パリ生まれの画家は16歳で家出、18歳で結婚。父がベルギー人(フラマン人)で、名前もそれに由来。
ブラマンクは競輪選手や音楽家・俳優などを遍歴したのち、画家アンドレ・ドランと出会い画家を志した。
野獣派とも称された絵画はほとんど独学で自由な表現を尊び、のちに小説も執筆した自由人であった。

ゴッホ由来の油絵具の厚塗りの激しいタッチが、陰鬱な嵐の臨場感を良く表しています。
日本の画家・佐伯祐三は、彼から多大な影響を受けています(その内、取り上げる予定)。

* * *

「ミュージック・ギャラリー(その223)」

今回のこのコーナー、上とは全く関係なく、珍しめの新曲を取り上げました。
これまで当コーナー上の新譜は、いきものがかりの「風が吹いている」や桐谷健太の「海の声」等、ごく僅かです。
しかも今月中旬発売のチョー・ホヤホヤで、拡散した柔らかな光のスローPVが印象的な美しい動画です。
曲調は筆者のお気に入りの鬼束ちひろの「月光」を彷彿とさせる、紗のかかった暗め具合が快感です。

「蝶々結び」、/ Aimer ( エメ )

理屈抜きの面白い発想の歌詞が良いですね。シンプルな楽器構成によるアレンジも素晴らしいですね。
TVに登場するのも稀な「知る人ぞ知る」歌手らしいのですが、15歳の頃、声が出なくなった時期もあったそうです。
詳細は知りませんが、その後 獲得した声がこの声らしく、正に「災い転じて福となす」となったのかも知れません。

「蝶々結び」、親から子へ、その子がまた子へと伝えゆく平凡ながらも深淵な儀式みたいに思えてきました。
筆者は右利きの母から教わった左利きなので、「蝶々結び」が何故かいつも今でも斜めになってしまいます。

「夢はここに、思い出は遠くに・・・。」
最後には男女の赤い糸に結び付けた、含蓄ある詞も良いですね。

* * *

「リオデジャネイロ・オリンピック閉幕」

松田丈志選手ら競泳男子団体の値千金の銅メダル。
体操男子団体の金メダル。卓球女子団体の銅メダル。
値千金の銀メダル・吉田沙保里が育てたレスリング女子の金メダル・ラッシュ。
バトミントン女子ダブルスの金メダル、陸上男子の800メートル・リレーの銀メダル等々・・・。

強い絆の人間関係で結ばれ支えられた感動シーンを、たくさん見せてもらいました。
体力や技術だけでなく、人間力にも秀でたアスリートたちの笑顔や涙顔が何よりも心に残りました。
大感謝。

By 講師T