アトリエ・マイルストンブログ

2016年8月17日水曜日

夏絵-3ボナールの世界ー2

水曜日・晴れ・久々の猛暑
夏(お盆)休み・最終日

夏休み特集
「名作美術館(その184);夏絵-3:ボナールの世界ー2、光と影」

前回に続いて、ボナールの「夏絵」2点をお届けします。
夏限定の作品ではありませんが、筆者が勝手に光輝く「夏絵」と見立てました。
美しい色彩・タッチが織りなす光とその影、理屈抜きでたっぷりとデジャブ(既視体験錯覚)って下さい。

「ノルマンディーの夏」(Summer in Normandy)

「バルコニーの見える部屋」(Interior of the balcony)

上の「ノルマンディーの夏」、タープ状のシェード(日除け)下の庭椅子に座る女性と日向の女性の姿、
その向こうには庭テーブル、更にその向こうに広がる光輝く丘陵や海(川?)の光景、もう楽園です。

下の「バルコニー~」も光輝く戸外とこじんまり・快適・静謐な室内との対比がこの上もなく美しいです。
海に浮かぶボートと室内の女性の視点の交わる狭間には、暗示的な黄色の花。妄想は尽きません。

筆者の夏休みの理想の時空「庭食事」「シェスタ」がここには在り、現実お休みにはありませんでした。
熱射病・ゆでダコになりそうな猛暑のこの夏は避けて、秋風香る頃にその夢を実現させるつもりです。
夢多く、所用こなせぬ夏休み、早 去る・・・。

* * *

「ミュージック・ギャラリー(その222):休日の和み歌-2、」

今日の当コーナー、最近紹介したスタンダード名曲「アマポーラ」のスペイン語ヴァージョンです。
爽やかな歌声の主は、昨年末、若くして亡くなったアメリカを代表する歌姫ナタリー・コールです。
彼女の父のナット・キング・コールは、筆者幼年時代に数多くの佳曲をラジオから聞かせてくれました。
その甘く懐の深い歌声は、ルイ・アームストロングと並んで幼い筆者をいつもやさしく包んでくれました。
今日は彼女のLPレコードを引っ張り出して、その清楚で透明な歌声に身を包まれてみたいと思います。

「アマポーラ」、ナタリー・コール (2013年)
” Amapola "/ Natalie Cole (Spanish version)

ナタリー・コールの大ヒット曲「ヘイ・ミスター・メロディー(1976年)」は夏歌にはピッタリな軽快な曲です。
どちらにするか迷いましたが、リラックス脱力感で、お休みの最終日と言うことでこちらを選びました。
アダルトなゆったりリゾート感が快感です。いつの日にか地中海あたりに遊べたらと夢見る休日です。

* * *

「筆者の夏(お盆)休み、去る。」

今日の大山の美しい日没の様子(上古沢よりの眺望)

明日からは学童クラブの子供たちの元気な姿・声もマイルストンに戻ってきます。
子供たちの夏休みも残すところ約2週間、宿題絵製作の尻を叩く日々が始まります。
頼もし女子たちは前半で多くが終了済み。あとは描画・絵具嫌いな男子軍団が・・・。
猛暑も残暑も身にこたえる季節の始まりです。
がんばります。

By 講師T