アトリエ・マイルストンブログ

2014年9月30日火曜日

J兄妹のプレゼント作り

火曜日・晴れ・9月末日
今日もまた、季節外れの暑い1日でした。

TOさん、制作中の木版画「落ち葉」の新版作りを始めました。
それは背景用の色版で、トレースの後、彫りを開始しました。
次回も楽しみです。

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MMちゃん(小5)、今日は制作中の水鳥の細部を彫ります。

左:電動ルーターを用いて、細かい線彫りを行います。
右:その後、小さな紙ヤスリを用いて線刻周囲を研磨。

その作業の甲斐もあって、水鳥の目と嘴がしっかりと現れました。
次回、仕上げ研磨と目の彩色、場合によっては第1回目のニス塗りまで進められるかもしれません。
次回、とても楽しみです。

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「J兄妹のプレゼント作り」

前回、パパへの誕生プレゼントを仕上げたJ兄妹、今度はママへのプレゼント作りを開始しました。

兄のTJ君(小5)、ママの顔を水彩で描き始め、今日はその下地色が塗られました。
次回の仕上げが楽しみです。

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妹のKJちゃん(小3)は、パパの時と同様、小さな木片でストラップを作りました。
紫色の地色に銀と金の絵具で文字入れを行い、仕上げのニス塗りを始めました。
次回、仕上げ塗りを行い、完成する予定です。楽しみですね。

2014年9月29日月曜日

ベン・シャーンの音楽絵

月曜日・晴れ・昼間は、残暑が戻りました。
アトリエ定休日

「名作美術館(その115)」 兼
「デイリー・ギャラリー(その22)」

「ベン・シャーンの音楽絵 :クラリネットとトロンボーン(筆者による呼称)」

Ben Shahn (1898-1969)

今日は、当コーナーでも度々登場するベン・シャーンの作品を取り上げました。
画家の絵は、筆者が物心ついた幼年時代からのお馴染みの絵面(えづら)です。
言わば、元祖ヘタウマ絵の大家・創始者と言っても決して過言ではありません。
画家は、社会悪や矛盾には厳しい目を向け、また一方貧しい人々や弱者には温かな眼差しを持ち続けました。
ジャズのLPレコード等も多数手がけ、その暖かく浸み出でるダウンホームな味わいは他者の追随を許しません。
画面中央部を支配するセピア色の絵具のウォッシュが、スモーキー&ジャジーな雰囲気を醸し出して秀逸です。
秋の気配が濃くなりつつある今日この頃、鼻歌でスタンダード・ジャズの小唄でも口ずさみたくなりますね。

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「ミュージック・ギャラリー(その114)」

と言うわけで、上記のジャズ(とりわけ、クラリネットとトロンボーン)繋がりです。

ベニー・グッドマン 「イフ・アイ・ハド・ユー」
Benny Goodman (1903-1986) Sextet  " If I Had You " (1941)

クラリネット奏者のベニー・グッドマンもベン・シャーンと 同時代を生きた「スイングの巨星」です。
また画家と同じユダヤ人で、黒人音楽家達を積極的に起用して、その地位向上にも努めました。
画家同様のハートウォームな音色とメロディーは国境を越え、世界中の人々から愛されました。

筆者も幼年時代(5~8才)、「親子ラジオ」と言う有線の米軍放送で良く耳にしたものです。
白熱電球の仄暗い灯りと真空管ラジオのマイルドな音色が、筆者の脳裏に蘇ってきます。

youtubeからお借りした画像は、アメリカの1939~1944年頃の情景だとの事です。
何故か懐かしさを感じさせるアメリカの様々なシーンを、音楽と併せて鑑賞下さい。

By 講師T

2014年9月28日日曜日

AYさんの女性像・銅版画

日曜日・晴れ
秋らしい爽やかな風が心地良い1日でした。


AYさん、制作中の銅版画「女性像(エッチング&ドライ・ポイント)」の、4回目の描刻と試摺りを行いました。
これまで版に加え重ねられた線刻が更に充実し、豊かな階調と柔らかな質感を獲得しました(画像は部分拡大)。
アップした写真画像では繊細な淡い調子等がうまく再現できていませんが、その片鱗だけでもご鑑賞下さい。

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!姉妹、今日も仲良く工作を楽しみます。


姉のMIちゃん(小1)のドールハウス、今日は1階部分の室内と外壁を塗装しました。
また学童クラブの女子の間で流行っている小木片のアクセサリーと、お菓子も作りました。

妹のNちゃん(4才)は、粘土を器用にこねて、ソフト・クリームや色々なスイーツを作りました。
次回も楽しみですね。


2014年9月27日土曜日

TOさん木版画、色摺り開始

土曜日・曇り 時々 晴れ

TOさん、制作中の木版画「落ち葉」の色摺りを開始しました。
1版多色摺りで得られた画面はカラフルかつ複雑な様相で、とても良い雰囲気が出ました。
次回が楽しみです。

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先日、体験授業に訪れたKOさん、今日から本格的にデッサンを学びます。
その初日は(二点)透視図法による幾何学形態で、正六面体を描きました。
柔らかな筆致で、立体感・空気感に富んだデッサンが仕上がりました。
次回も楽しみです。

* * *

YAちゃん(小4)、制作中のゴッホ作「ヒマワリ」の自由模写を続けます。
今日は花の赤茶色と葉や茎の濃緑色が入れられ、画面に存在感が増してきました。
赤茶色の絵具が、原画のように分厚く塗られたこともその一因です。
次回の続きが楽しみです。

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MT君(年長さん)、制作中の木製のタグボートの船首側面に、今日はレインボーと言う名前を入れました。

その後、弟のHT君と共に木製の小さなアクセサリー作り、研磨の後、色付けを行いました。
( 只今、併設・学童クラブの女子たちの間で、流行っている工作です。)
左の金色の小さな物がMT君で、大きな黄色い方が弟HT君の作品です。
次回、上塗りの光沢ニス塗りが予定されています。楽しみですね。

2014年9月26日金曜日

YYさん、果物デッサン開始

金曜日・晴れ

久々YYさん、制作中のミュシャ模写は中断、今日から新作デッサンを開始します。
そのモチーフに選ばれたのは4種の果物。今日はその構図決めと形取り後、調子を加え始めました。
それぞれの特徴が出て、なかなか良い雰囲気です。次回の続きが楽しみです。

2014年9月25日木曜日

S女子大生・銅版画、祝完成

雨 のち 晴れ

KMちゃん(小6)、制作中の果物のデッサンを続け、今日はそれぞれの固有色がはっきりしてきました。
次回が楽しみです。

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YMちゃん(小6)、応募絵を描きにやって来ました。
聞けば、明日がその締め切り日だとのこと。続きや仕上げは帰宅後に委ねられます。
がんばって下さい。( 制作途中の作品画像、撮り損ねてしまいました。)

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 MMちゃん(小5)、制作中の木彫・水鳥の続きを行いました。
今日は全体に粗目・紙ヤスリでの研磨が行われ、表面のカッターの凸凹が綺麗に削り取られました。
仕上がりの雰囲気が出てきました。次回も楽しみです。

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HA君(小3)、今日は図鑑からカナヘビ(とかげ)を2匹、描きました。
動物好きなHA君だけあって、その形態の特徴が細部までしっかりと描写しました。

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SAちゃん(小1)も図鑑から大好きなワンちゃんを、しっかり描き出しました。
惚けた表情や手足が、何とも可愛らしいですね。

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「S女子大の課外授業:銅版画作品、仕上がる」

今日は銅版画摺りの最終日。みなさん、描刻と摺りを繰り返し、素晴らしい作品を完成させました。

Oyさんの「フクロウ(昼と夜)」           Tdさんの「蓮とフラミンゴ」

最後はOmさんの「能面」

今回の版画の課外授業では直刻法のドライ・ポイントに加え、腐蝕法のアクアチント(粒状調子)も重ねました。
銅版画にふさわしい克明な線描と深い中間調子の面が混ざり、絵画的叙情性に富んだ作品が誕生しました。
( タイトルは、指導のT講師による仮称です。)

きっと担当のK教授からも良い成績が貰えることと思います。
S女子大・生活デザイン科・2年生の皆様、お疲れ様でした。

2014年9月24日水曜日

TN君の木製ミニバン作り

水曜日・曇り のち 雨

TN君(小2)、制作中の木製自動車の続きで、今日はナンバー・プレートや前後のライト作りを行いました。
順調に行けば、次回、仕上がり予定です。楽しみですね。

2014年9月23日火曜日

秋分の日

火曜日・晴れ
秋分の日
アトリエもお休みです。




2014年9月22日月曜日

モネの田園風景画

月曜日・晴れ
アトリエ定休日

恒例の「名作美術館(その89)」は、
印象派の創始者クロード・モネの風景画です。

Claud Monet  "Haystack at Giverny" 1886

「ジベルニーの干し草」とでも訳せば良いのでしょうか。画家が終の棲家となる当地へ居住して3年目の作品です。
薄曇り空の柔らかな光の下、フランスはジベルニーののどかな田園風景が、小気味よい筆致で描かれています。
画家はやがて、様々な季節・気象や時間・光の中で変化する様子を描いた「積みワラ」の連作にのめり込みます。
前景・中景・遠景・空と、画面を分割する空気遠近法が心地良い作品です。
( 画面内クリックすると、かなり大きな拡大画像が得られます。)

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「ミュージック・ギャラリー(その113)」

秋めいてきた今日の当コーナー、上述のモネの風景を中心とした作品と、そのBGMをお届けします。
美しい画像と音楽、しばしお楽しみ下さい (上述した「積みワラ」の1枚も、3'13"辺りに登場します )。

ショパン、ピアノ協奏曲、第一番、ホ短調
Chopin Piano Concerto No. 1 in E Minor, Op. 11: II. Romance (Larghetto)

糸をひいて沈殿されていくようなオーケストラとピアノのやさしい調べが、モネの作品群をいっそう彩っています。

2014年9月21日日曜日

I 姉妹のコアラとパンダ

日曜日・晴れ
風も爽やかな、暫くぶりの秋の1日となりました。

AYさん、制作中の銅版画のドライポイントを施し、3回目の試摺りを行いました。
淡い調子や中間調子が更に豊かになり、エッチング部の濃い描線とも調和が取れてきました。
次回の続きが楽しみです。

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「Oさんの体験授業」

Oさん、学生以来と言うデッサンに挑戦。そのモチーフにリンゴを描きました。
柔らかな描線で丁寧な調子を乗せて、空気感のあるリンゴが描出されました。
Oさん、次回からアトリエで本格的に学ぶことになりました。お疲れ様。

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MIちゃん(小1)、今日も妹と仲良く並んで、アトリエを楽しみました。


MIちゃん、図鑑から木の上のコアラを、見事に描き出しました。
お腹には子どもコアラの姿も見えます。題名のコワラも愛嬌で、絵に良く似合っていますね。

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一方、妹のNちゃん(4才)も、パンダを見事に描きました。
左下の立ち姿のパンダも可愛いですね。

MIちゃん、ドールハウス用のネズミさんの粘土細工も楽しみました。パパ製の特別恐竜も参加です。
次回も楽しみです。

「オマケ・スナップショット」


I 姉妹、ふたり仲良くウクレレ演奏や、ネズミさん物語を楽しみました。