アトリエ・マイルストンブログ

2013年2月28日木曜日

キッズ3人、デッサン完成

木曜日、晴れ。約半月振りに、春が感じられる暖かさとなりました。
春霞がかかったようなボンヤリとした今日の大山(小鮎地区からの眺望)
YSさん、制作中の油絵を続けます。
また、自宅で描いている油絵も持参、ついでに加筆しました。

細部・描写中のYSさん。         自宅で描いている油絵です。

画像は画面中央部分の拡大図です。
YSさんの「孫娘と愛犬」、今日もまた前回同様、孫娘と愛犬の顔を中心に筆が入れられました。
また孫娘・RSちゃんの手や衣服の細部も丁寧に描き込まれました。表情が共に秀逸です。

また、今作と同時並行して自宅にて制作中の「愛犬フラフィー」にも筆が入れられました(右上)。
 共に、温かな陽光と爽やかなそよ風が感じられるような快作です。
近々の仕上がりの日が楽しみです。
(額縁作りの方は、指導のT講師の風邪と多忙により、今回はお休みとさせていただきました。)

* * *

「KMちゃんのポット完成」
前回からコーヒー・ポットのデッサンを始めたKMちゃん(小4)、今日はその仕上げに取りかかります。



KMちゃんのデッサン「コーヒー・ポット」が見事に完成しました。
正確な形に、的確な階調が丁寧な描線で施され、存在感豊かなポットが現れました。
金属の質感がしっかり観察され、表面で輝く光の反射も巧みに描写された力作の誕生です。

  「オマケ:今日のお迎え弟妹」
K君とCちゃん、お絵描きやウクレレ演奏など、今日も色々とアトリエを楽しみました。

* * *

「HIちゃんのピーマン完成」
 HIちゃん(小2)、今日はデッサンをしたいとのことで、そのモチーフにピーマンを選びました。

ピーマン観察・描写中です。        バッグも作ることになりました。


HIちゃんのデッサン「ピーマン」が見事に仕上がりました。
正確かつHIちゃんならではの可愛らしい形に、丹念にソフトな調子が施されました。
表皮の照りや机上の影のボカシもリアルで、不思議な存在感に溢れる快作となりました。

HIちゃん、次回からファブリック・クラフトで、バッグを作ることになりました。
今日はその素材選びを行い、素敵な雰囲気の布を選択しました。
次回が楽しみです。 

* * *

「HA君のオートバイ完成」
HA君(小1)、前回から描き出したバイクの続きを行います。

描画に勤しむHA君。          前回のデッサン。


HA君のデッサン「オートバイ」が見事に完成しました。
HA君、通常とは逆に、後輪・マフラー・エンジン・前輪と下左から描き始めたバイク、本日、無事に完成しました。
複雑な形状の細部の組み合わせをコツコツと積み上げ、その集大成としての全体が見事に全貌を現しました。
結果としてバランスも申し分のないものとなっています。素晴らしい観察力・描写力です。
幾度かギブアップしそうにもなりましたが、本日完成に漕ぎ着けました。お疲れ様でした。

* * *

兄のSA君(小5)、今日は色鉛筆使用のデッサンにトライしました。

 HA君、形を取り、固有色の赤とテーブル上の影までは、順調に描き進めました。
 しかし、その後はどうしても気分が乗らず、今日はここで鉛筆を置いてしまいました。

描画(美術)は自主的な意欲が大切です。こう言う日は必ずあります。無理に進める必要はありません。
HA君の創作意欲が再び湧き上がることを、待つことにしましょう。
By 講師T

その後は、お気に入りのナメコ事典を作るための再製本を行い、追加のページが新たに加えられました。
次回が楽しみです。

明日(今日?)より三月。春到来。

HNちゃんクッション進む

水曜日、雨のち晴れ
HNちゃん(小5)がやって来ました。
制作中のファブリック・クラフトを続けます。

 ミシンがけ中です。               フェルト、カット中です。


HNちゃんのクッション「ハリネズミ君」、今日は表布と裏布が縫われ、綿入れされました。
それから顔のパーツをフェルトから切り出しました。ついでに足の色合わせも行いました。

左:その可愛い姿形が徐々に明らかになってきましたね。
右:クッションを頭に乗せるお茶目なHNちゃん。
ハリネズミ君の大きさが 一目瞭然ですね。
次回の仕上げ(予定)がとても楽しみです。


平年より気温の低い、寒い日々が続いています。
でも明日・明後日は、半月振りに暖かくなるとの事です。
一雨一雨が蕾を膨らませ、一雨一雨が春を呼び寄せます。
明日はひょっとしたら「春一番」が吹くかも、との予報も出ています。

By 講師T

2013年2月26日火曜日

新コーナー、早くもその2

火曜日・晴れ
今日は、昨日の定休日に続いてのお休みでした。
なので、連日の「森羅万象ギャラリー」早速、その2をお届けします。
今日のテーマは、
「霧」 です。

 Fog)とは、水蒸気を含んだ大気温度が諸般の理由で下がり露点温度に達した際に、含まれていた水蒸気が小さな水粒となって空中に浮かんだ状態。

霧や霞が発生することによって、普段はあまり意識することのない大気(空気)の体積が良く知覚できます。
同じ場所の風景でも、時間・天候・季節・気象によって様々に変化する自然の様相を楽しめます。


左:空気遠近法と線遠近法(透視図法)が合わさった森の中の霧
右:前景から遠景へと小さく、淡くなっていく樹木等が、平面的なシルエットを作っています。


左:空気中の水分と液体・流体としての水分の共演です。
右:水面上に蓄積した朝靄(もや)です。
( 画面内クリックすると、拡大画像が得られます。)

日本列島は、冬は大陸・シベリアからの雪で、また夏は太平洋・黒潮がもたらす水分で、水の豊富な地域です。
春と秋も、その大陸性と海洋性気候のせめぎ合いの結果としての前線・低気圧で、大量の雨が供給されます。
降雨や霧や靄(もや)や霞(かすみ)等、気象現象がもたらす様相もまた変化に富み、その表情が楽しめます。

* * *

「ミュージック・ギャラリー(その37)」

関連性でいけば、「霧」です。この唄、霧は邦題だけの話しですが、小気味よいバラードです。

「 霧のロンドンブリッジ / ジョー・スタッフォード 」(1956年)
On London Bridge / Jo Stafford

「 展覧会 : 私的寸感 」

本日、M講師と共に日本橋のデパートへ展覧会を見に行ってきました。
昨年の10月に逝去された日本画家・室井東志生 先生の遺作展です。
先生は、筆者が長きに渡り大変お世話になった恩人とも言える方です。

美人画で名高い先生ですが、今回は歌舞伎役者の坂東玉三郎氏の肖像を中心とした展覧会でした。
会場には、絶筆となった原寸大の大下絵と、描きかけの大きな本画(100号)も展示されていました。
先生が死の直前まで制作を続けたその画面には尋常ならぬ情熱の炎がほとばしっているようでした。
風雅な作品群の中で未完成ではありましたが、その人生は全く完結していた証しのような絶筆でした。

室井東志生 先生、享年77才。温かな会津弁が未だ脳裏にこだましています。
ここに言葉で足らぬ多大な感謝の意と、あらためて ご冥福をお祈りいたします。

当真 英樹

2013年2月25日月曜日

新コーナー、またもや誕生

月曜日・晴れ 時々 曇り。アトリエは定休日です。

今日は新コーナーの登場です。題して、
「森羅万象ギャラリー」(その1)

森羅万象とは、天地間に存在する、数限りないすべてのもの(万物)や事象。
「森羅」は樹木が限りなく茂り並ぶ意で、たくさん連なること。「万象」はすべての形あるもの、有形のものの意。
(goo辞書より)
と言うことで、「名作美術館」「ミュージック・ギャラリー」「デイリー・ギャラリー」に続いて、新たなコーナーを設けました。
人工物であるアートに対し、その根源とも言える自然の様々な現象や美をここでは紹介していきたいと思っています。
今日はその第1回目として「虹」を取り上げました。
とは、からまでのスペクトルが並んだ円弧状の光で、気象現象の大気光学現象に含まれる。
太陽の光が、空気中の水滴によって屈折反射される時に水滴がプリズムの役割をするため、光が分解されて、複数色(日本では七色とされる)のに見える。(ウィキペディアより)
(画面内クリックすると拡大画像が得られます。)
筆者撮影の美しい虹の写真をアップしたかったのですが、残念ながら自らの資料は検索できませんでした。

* * *
「 ミュージック・ギャラリー (その36)」

上記の「虹」にちなんだ曲と言えば、もうこれしかないと言えるほどの名曲です。
以前、当コーナーで紹介した「ケ・セラ・セラ」同様、筆者幼年時代の「親子ラジオ」の定番曲の一つでした。
子供の頃の「刷り込み(条件反射)」のようで、今でも幸せな気持ちになって、つい眠たくなってしまいます。
美しい映像と共に楽しんでいただければ幸いです。では、どうぞ。

「 虹の彼方に /  ドリス・デイ 」(1957年)
Over The Rainbow / Doris Day


筆者、不覚にも風邪(インフルエンザ?)をひいてしまいました。
「何とかは風邪をひかない」とは良く言われていますが、筆者もその何とかの一人なようで、滅多な事では患いません。
前回がいつだったか、記憶が定かではありませんが、当ブログ開始(2010年)以来、始めての事ではないでしょうか?
苦しい「鬼の霍乱(かくらん)」の日々です。
健康一番。(ああ、しんど・・・)

By 講師T

2013年2月24日日曜日

学童施設、見学会の日

日曜日・快晴
今日は、午後より学童クラブの見学会の日です。
アトリエの授業は午前のみで、その様子を紹介します。


AYさん、今日は銅版画・習作4作目の第3回目の描版と試摺りを行います。

 描版中です。                    試摺りです。


AYさんの銅版画(エッチング&ドライポイント)が、綺麗に摺り上がりました。
自宅とアトリエで加筆したハッチング線の調子と密度が充実し、画面に光と質感が更に加わりました。
唇の部分やウェーブのかかった頭髪等の照りが、いっそう輝きを増しました。
存在物としての立体感やその周囲の空間も、造形的に高密度となりました。

次回は、これまでの清摺り(ストレート摺り)を基に、摺りのヴァリエーションにアプローチする予定です。
楽しみです。

* * *

 UK君、前回から作り出したアーチェリー型パチンコの制作を続けます。


UK君、前回のフレームでは、その強度に問題有りとのことで、その改善加工を行いました。
本体とゴム架との接点に、新たに三角形のベニヤ板を接着して、剛性アップを計りました。
また、引き金の部分の加工にも着手しました。

UK君、また授業後半では初めてのファブリック・クラフトに挑戦します。



UK君、ピカチューのぬいぐるみ型クッションを作ることになりました。
今日はそのための下絵と、型紙の制作を行いました。
パチンコ&ファブリック、両者共に次回が楽しみです。

* * *

「 マイルストン学童クラブ、第1回・施設見学会 」

ブログ上でもご案内している学童クラブの施設見学会が、本日午後2回に分けて催されました。
十数組のご家族の皆様にお集まりいただき、主宰者のM講師の説明を聞いていただきました。
早速2名の児童にマイルストン学童として入会していただきました。
そして、スポット利用での入会もありました。ありがとうございます。

多忙な中、ご出席いただいた皆様の貴重な意見もお聞きすることができ、有意義な時を過ごせました。
これを機に、皆様のニーズに応えられるよう、更に検討・努力していきたいと思っています。
送迎時間やその対象地域の範囲など、可能な限り実現できるよう更に努力するつもりです。
ご出席いただいた皆様、ありがとうございました。


また折を見て、第2回の施設見学会を開催する予定でおります。
その際には、またあらためて、ホームページや当ブログ上にてご案内いたします。
どうぞ宜しくお願いいたします。

新設 : マイルストン学童クラブ主宰代表 : 当真万里子

2013年2月23日土曜日

KKちゃんの春花絵

土曜日・快晴
FMさん、制作中の木版画の彫りを続けます。



FMさん、今日は彫りの2日目で、琵琶を奏でる「天人」の顔や手を中心に線刻しました。
繊細な曲線の輪郭のみを残して彫るため、慎重に彫りが進められましたが、順調な作業振りです。
刀の入れ方をしくじって彫りすぎてしまうと、画面上には何にも残らなくなってしまいます。
神経を張り詰めた作業、お疲れ様です。次回も楽しみです。

訂正:以前、当ブログ(1/20)で、木版画モチーフの天人の制作年代を天平時代と記しました。
しかし実際には、それより以前の、仏教伝来直後の飛鳥時代(592~710年)の制作品でした。
そのせいか、木像(法隆寺蔵)の面長な形象には、百済美術の影響があるような気がします。

* * *

MKちゃん(小2)、今日からファブリック・クラフトにトライします。
そのモチーフに選ばれたのは、今子どもたちの間で大人気のナメコです。

その下絵が描かれ、猫ナメコに決定。    型紙を作り、布が裁断されました。

左:原寸大ぼ型紙をカット中です。              右:初めてのミシンがけです。


MKちゃんの「猫ナメコ・クッション」、今日は各部パーツが裁断され、その手1本が綿入れされました。
これまた可愛いナメコ誕生の予感プンプンです。
次回が楽しみですね。

* * *

いつも元気なKKちゃん、今日も2コマ授業で、色々楽しみます。
KKちゃんもまたMKちゃん同様にナメコを作ることになりました。

ナメコの型紙作り中です。            すっかり慣れたミシンがけ。


左:M講師との共同作業により、今日は ここまで出来ました。
右:KKちゃん、授業後半には、春らしい花の絵も描きました。

KKちゃんのパステル画「カーネーション」が誕生しました。

画面中央部に大きく描かれた2輪のカーネーションと、その周囲にはクローバーや蝶が舞っています。
何とも春らしい、生命力に満ちた明るさ・賑やかさが眩しい、KKちゃんならではの華やかな力作です。

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「KKちゃんの休憩タイム」

KKちゃん、ギター演奏や猫ちゃんと遊びました。

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今日は、偶然にも3人ともマスク姿でした。

今年は例年よりも、花粉の飛散量がかなり多くなるとの予報が出ています。
筆者も先週あたりから、久々に花粉症復活の兆候が現れはじめました。
花粉症は辛いですが、春が近づいた兆し・証しでもあります。
嬉しいやら、怖いやら、何だか複雑な心境です。

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「 オマケ: 久々のアトリエ・ネコ 3匹 」

昨日2月22日はニャー・ニャー・ニャーで、「猫の日」だったとのこと。
本日23日もニャー・ニャー・ミャーと言うことで、「猫の日」の2日目としました。
初代アトリエ・ネコのススの子達、メメ・ポポ・ビビ、元気に育って日々オテンバ・ワンパク振りを発揮しています。

ギター・アンプのサランネット、ギター・ケース、ギターのヴォリューム・ツマミ等々、おかげでボロボロです。
味わい深いビンテージの風合いになればまだしも、彼らの所業では残念にも貧テージ風です。トホホ・・・。

By 講師T