アトリエ・マイルストンブログ

2012年6月30日土曜日

新人YMちゃんの馬と花

6月最終日の土曜日のアトリエ。
前回、見事なコーヒー・ポットを描いたRSさん、今日から水彩でバラを描きます。


 選ばれた黄色のバラが正確・丁寧に形取りされ、下地の固有色が施されました。
この時点で既に、花ビラの軽やかさや周りの清楚な空気感などが感じられます。
次回が楽しみです。

* * *

HI君(小3)、前回から着手した木工クラフト・飛行機の制作を続けます。

 左:垂直尾翼のパーツを削っています。      右:主翼を胴体に接合しているところです。


今日は、操縦席の穴開け、垂直尾翼・プロペラの制作、下部主翼の接合などが行われました。
次回は、車輪とその支柱、翼柱などの制作・組み立てが予定されています。
楽しみですね。

* * *

HN君(小4)も、制作中の飛行機を続けます。

 




今日は本体をはじめ、各パーツが下地の水性ペンキ(ベージュ色)で塗られました。
次回は何度か下地塗りを施した後、パーツのアッセンブリー(組み上げ)が行われる予定です。
こちらも楽しみです。

* * *

先日、体験授業で見事なリンゴと玉ネギと描いたYMちゃん(小4)、今日からアトリエで学びます。
今日も前回同様、デッサンと水彩画を描きます。



左:「馬」のデッサン。            右:「桃色のアジサイ」の水彩画。

YMちゃん、馬を描きたいと言うので、T講師所有の馬の写真集の中から暴れ馬を模写しました。
野生馬の躍動感のあるタテガミや尾、また両足の動きやその筋肉がしっかり表現されました。

またアジサイも描きましたが、こちらも書家の達人のような筆さばきで、豊かな量感が表現されました。
こちらも、これから楽しみです。

2012年6月29日金曜日

KSさんの桃色 アジサイ

 金曜日のアトリエ。英会話教室を主宰しているLSさん、今日からアトリエで色々作ることになりました。
まずはその手始めとして、英会話教室の看板を幾つか作ることになりました。

 左:円形の板の補強をしています。               右:支柱のパテ埋めをしています。


 今日はパテやボンドを用いて、持参した看板用の板の下準備をしました。
風雨や紫外線など、屋外の厳しい環境に耐えるためには必要な作業です。
次回、防水のための下地塗料が施される予定です。
今後、どんな看板に仕上がっていくのか楽しみです。
慣れない作業、お疲れ様でした。

* * *

KSさん、持参したピンク色のアジサイを水彩で描きます。



KSさんの水彩画「桃色のアジサイ」が、完成しました。
半球状の花冠の1枚1枚のニュアンスや、中心部の青いシベまで繊細かつ丁寧に表現されました。
脇役ながら、葉や茎の雰囲気まで写し取られた見応えのある水彩画です。

* * *

Yさん姉妹、今日は張り子の仕上げに取りかかります。

 張り子の彩色中のMYちゃん。          右:自由画 彩色中のYYちゃん。


 可愛い張り子の貯金箱が仕上がりました。
左はMYちゃん(小2)の「ミミズク」で、右はYYちゃん(5才)の」トトロ」です。
絵の具が乾ききらないうちに他の色を足してしまい、目鼻が滲んでボケてしまいました。
が、それが表情となって、独特の雰囲気を醸し出しています。

 次に、図鑑を見て、好きなものを描きました。

 

左:MYちゃんの果物が完成しました。色彩・形状・質感など、ヴァリエーション豊かな果物たちの誕生です。
右:YYちゃんの絵も完成しました。カラフルでリッチな色が素敵です。

2012年6月28日木曜日

江戸の博物絵 「鳥」

木曜日、アトリエはお休みでした。
よって、恒例の名作美術館(その31)を、お届けします。

今日は前回の長谷川等伯の松林図に続き、我が国の絵を紹介いたします。

江戸時代に西洋の影響を受け、諸国大名達の間にも博物図鑑作りが流行しました(17~8世紀)。
諸大名は、お抱えの御用絵師達に身近な動植物や南蛮渡来の珍奇・稀少な動植物を描かせました。
今回はその中から、鳥類を集めてみました。

細密な羽毛など、「写生」が基になっていながらも、東洋・日本独特な平面的・装飾的視点が極めて美術的です。



 






  
今回も海外の幾つかのサイト画像から利用させていただきました(最下段、東京国立博物館のサイトより)。
よって出典・画家名など詳細は不明ですが、絵師達の美しい形取り・色使い・筆運びなど、ご鑑賞ください。

By 講師T

2012年6月27日水曜日

JS君の透視図法、入門

水曜日のアトリエ。
前回、透視図法で立方体を描いたJS君(小4)、今日はその応用でコーヒー・ミルを描きます。

モチーフを観察するJS君。


水平線・垂直線を基盤に、コーヒー・ミルの輪郭が取れました。
複雑な面や大小の楕円の組み合わせですが、しっかりと丁寧に線描が行われました。
次回から、調子が施される予定です。
楽しみですね。

2012年6月26日火曜日

HIちゃんの玉ネギ、完成

久々に晴れ渡った火曜日。( 何と、朝から晴れたのは、関東では18日振りとのことです。)
HSさん、制作中の風景画の仕上げに取りかかります。
















今日は木立や遠景の山など、各所に渡って筆が入れられました。
ほぼ完成に近いまとまりですが、次回、光の調整や細部の加筆などを施して仕上げる予定とのことです。
今日の天気同様、爽やかさが漂う清々しい絵です。

* * *

THさん、水彩画シリーズの創刊号に掲載されていた記事に触発されて、遠近法を用いた絵を描きます。



図版もその中から取り上げ、さっそく着彩を試みました。

遠近法がしっかり活かされて、遠景の鳥居に自然に視線が集まります。
古都・鎌倉の裏道の情緒豊かな絵が完成しました。

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前回、アジサイを描いたHIちゃん(小2)、今日は玉ネギを水彩で描きます。

 しっかりした正確な形取りに加え色出しをして 、ジックリと描き込みました。
簡潔で素直な力作の誕生です。

また、クラフト・張り子の貯金箱作りが本格的に開始されました。
次回も楽しみです。

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「 体験授業 」

Yちゃん(小4)、クラフトで木製の人形を作ります。

 左:紙ヤスリで木の角を研磨しています。      右:成形後、着彩が行われました。

 Yちゃんの木工クラフト、少女の人形が完成しました。

Yちゃんのお洒落な色使いが見事で、少女の表情を引き立てています。
初体験の事が多かったと思いますが、器具や道具など、器用に使いこなしていました。
可愛く仕上がったお人形さんに素敵な名前を付けて下さいね。Yちゃん、お疲れ様でした。

2012年6月25日月曜日

NFちゃんの張り子、完成


月曜日のアトリエ。NFちゃん(小2)、張り子・貯金箱の仕上げに取りかかります。

左:ネックレス用のト音記号を制作中のNFちゃん。    右:開始時(3/26)に描かれたデザイン画。


NFちゃんの張り子製・貯金箱、犬の「サファイヤ」が、めでたく完成しました。
耳やシッポが毛糸(編んだのもNFちゃん自身)で作られた、アイデアたっぷりの可愛い貯金箱の誕生です。
体毛や瞳の色、毛足の長いの耳や尾など、作りも完成度も見事です。


「 アジサイ三様 」

NFちゃん、授業の後半はアジサイを描きました。


細部まで、しっかり観察・描写されたパパへのプレゼント用のガクアジサイも誕生しました。

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 Sさん姉妹もアジサイを描きます。


姉のYSちゃん(小3)、たっぷりした量感の西洋アジサイを描きました。
小さな花ビラが集まったフンワリ・ホンワリ感が、心地良い作品に仕上がりました。

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妹のKSちゃん(小2)のパパへのプレゼント様のガクアジサイも仕上がりました。
小さ花ばかりでなく、周囲の青い萼(がく)や葉、更には瓶の様子まで、しっかり観察して丁寧に描きました。
( 制作中のKSちゃん(左)、花ビラの位置のせいで、何だか頭にリボンを付けているように見えます。)


今日もまた、個性的な三者三様のアジサイが誕生しました。
「見ること & 描くこと」は、モチーフをちゃんと感じていることでもあり、子どもたちにも大切な学習です。
それぞれの鋭い観察力と豊かな感受性に基づいた個性的な作品に、私達も深い感動を覚えます。
アトリエ冥利に尽きる瞬間です。