アトリエ・マイルストンブログ

2011年2月28日月曜日

KTさんの人物画

冷たい雨の中、KTさんがデッサンの続き(3日目)にやって来ました。


KTさん、写真集から自ら選んだ人物画の模写の仕上げに入ります。
今回は鉛筆ストローク(ハッチング線)による階調表現を主目的に進めてきました。



 仕上がりました。
基盤となる背景の中間調子の中心にカップルの姿が浮かび上がりました。
顔面各部のボカシの表現にも慣れて、調子の相違も見え始めてきました。
階調の濃淡の幅が広がったことで、新たな段階へとステップ・アップです。

2011年2月27日日曜日

花粉(症)日和り

日曜日のアトリエ、まずはOさん姉弟がやって来ました。



弟のIO君(小3)は、水彩で大好きな海の生き物たちを描きました。
右上のカメに乗った自分自身はじめ、数多くの魚たちや、ヒトデ・サンゴ・海草などが描かれました。
それらの生き物と周囲の海水や岩などが相まって、神秘的で楽しい雰囲気が満載です。

* * *


 姉のKOちゃん(中1)は、初めての鉛筆デッサンに挑戦です。
正確な形が取られ、各部の階調もていねいに描き込まれました。
コーヒー・カップの白い質感や重さも再現された良いデッサンとなりました。

* * *

クラフト・マニアのUK君(小3)、前回に続き今日もカード作りをしました。


 何枚かのカードと、カード・ケースを作ったところで花粉症が悪化してしまい、早々に退散しました。

* * *

前回から自画像を描いているYS君(小3)、今日はその仕上げに取りかかりました。


  前回の下塗り段階では怪人のマスクみたいに見えた絵が、素晴らしい自画像へと変身しました。
顔や手や髪の毛だけではなく、服の細部までもが克明に描かれて素晴らしい作品となりました。

* * *

小6のSY君、今日は複数の果実のデッサンです。


それぞれの果実の持つ特徴的な形や固有色を描き分けてゆきます。
が、今日はここまで。次回が楽しみです。

* * *

MFさん、ひな祭りに因んで、持参の雛人形を描きます。


可愛い雛人形が紙上に再現されました。
モチーフの持つ雰囲気と使用画材(ガッシュ)が良くマッチして、完成度の高い作品となりました。

* * *

まるで春本番のような暖かな日曜日でした。
しかし、杉の花粉も強風に舞い、アトリエの周辺でも黄色い渦を作っていました。

そのおかげで、久々に発症したT講師をはじめ、皆でティッシュを取り合い、大変な一日となりました。
歓迎すべき美しい春には違いありませんが、これからが心配です。皆さん、お大事に。


2011年2月26日土曜日

KKさんの油絵

今日はKKさんが油彩画の続きにやって来ました。




ロンドン、ハイドパークを訪れた時のイメージを再現したいとのこと。
具象と抽象の狭間を表現したいと言うことです。


次回の描き込みがしやすいようにと、光と陰のコントラストが柔らかく表現されました。
今日はここまでで終了。完成までには、もう少し時間がかかるそうです。




2011年2月25日金曜日

春一番

今日、めでたくも「春一番」が吹きました。
南からの便りで、とても暖かな一日でした。

(森の里・若宮橋より)

KTさん、デッサンの続きにやって来ました。
世界名作写真集からの模写、二日目です。
 

鉛筆ストロークにも慣れ始め、更にハッチング線が密に加えられ、階調も充実してきました。
次回、人物各部を描き込んで仕上がり予定です。楽しみですね。

* * *

AMさんが久々にやって来ました。
前回、構図決定で終了した油絵に筆が入れられました。


AMさん、初めて下地としての彩色を経験したとのこと。
春にふさわしい生命感あふれる絵が期待できそうです。
これから、どう進められていくのか、とても楽しみです。

*  

明日は西高東低の冬型の天気の戻るとのことです。
やがて去りゆく冬の大気の透明感を楽しみましょう。

2011年2月24日木曜日

久々のフェルメール

多忙なFTさんがやって来ました。
久々にフェルメールの「青いターバンの少女」の模写に取りかかりました。

 
今日は、その4日目です。図版の色とその位置などを確認しながら慎重に筆を入れてゆきます。


 今日の作業も順調に終了しました。
左の加筆前と比べると、その成果は一目瞭然です。
ターバン上部と衣服の黄色、それにイヤリングの白などが加えられました。
また時間を見つけて続きをやりたい、とのこと。
次回も楽しみです。



2011年2月23日水曜日

HSさんの「ブドウ」

久々にHSさんがやって来ました。
前回の水彩でのリンゴに続き、今日はブドウを描きます。



  いつもながらの正確さで形を取った後は、鉛筆の線を少しだけ和らげて着彩に取りかかります。



 
完成です。的確な形態に、的確な色彩が施されました。
果実一つ一つの光沢具合や色づきなどのニュアンスが再現され、素晴らしい水彩画となりました。
毎回、着実に力をつけています。


 今日は、温かな一日となりました。


夕方の大山上空です。
空一面に薄いベール状の巻層雲が広がっています。
明日は天気が崩れるとのこと。春と冬のせめぎ合いが続きます。



2011年2月22日火曜日

MOnさんの鉢花

前回、花の水彩画を仕上げたKTさん、今日は鉛筆で初めての自由模写にトライします。
KTさん、名作写真集の中から幸せそうに寄り添うカップルの写真を選び出しました。


対象物が既に平面化されている模写は、写生とはまた異なった学習が可能です。
今回は、鉛筆ストロークのトレーニングと、その集積による階調表現が主目的です。
KTさん、基盤となる柔らかな中間調子の描出に成功しました。次回が楽しみです。

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ATさん、水彩での植物画の2日目です。



前回施した花ビラの下地に、中心部に向かって片ボカシの調子を加えてゆきました。
更に濃い部分とニュアンスを加えれば完成ですが、次回はその前にデッサンを学ぶことになりました。
「急がば回れ」で、質的向上を図ります。

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MOnさん、鉢花持参でやって来ました。
水彩でその花(名前不明)を描きます。


 仕上がりました。
繊細な個々の花ビラや茎・葉の構造が把握され、それらの関係・距離感・立体感が見事に再現されました。
水彩画、2回目とは思えない素晴らしい作品となりました。


2011年2月21日月曜日

ジョージ・ワールド

月曜日のアトリエです。
JS君が恐竜(ティラノザウルス)を描くことになりました。


 ペーパー・クラフト製のティラノと睨めっこしながら鉛筆を走らせるJS君。


ティラノの周囲に空想の世界をも加えて、着彩を施してゆきます。


ジョージ・ワールド、「作られた白亜紀(副題)」の完成です。


冠をかぶった火を噴くティラノの上にいるのは自分自身だとのこと。
それ以外にも翼竜やカメや、お兄ちゃんの姿も描き込まれ、正に迫力満点です。
「ウワッ!今夜、夢に見そう・・・」T講師も圧倒されていました。


2011年2月20日日曜日

卒業アルバム絵

日曜日のアトリエです。

IO君、今日は木工クラフトで駒(コマ)を作ります。



T講師と共に大小2個のコマ本体を作った後は、色つけをしました。
オシャレな雰囲気のパステル・カラーに、キラキラ輝くラメも施され完成しました。
2個ともとても良く回り、色が重なり合ったりラメが輝いたりで、とても綺麗です。

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クラフト王のUK君、今日も前回に続きカード作りです。  
 


UK君もやはり大小2種類を作り、右側の小品にはラメも施され、色彩豊かなカードに仕上がりました。

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小6のSY君、卒業アルバム制作実行委員に選ばれたそうです。
そして何と、中表紙の絵の担当になったとのこと。


今日は張り切って、その下絵の制作です。


 見事過ぎるほどの下絵が堂々完成です。
卒業の季節・春にふさわしい満開の桜道と照り輝く朝日が描かれました。
遠近法と俯瞰法と明暗法が取り入れられ、前向きな素晴らしい絵画空間の誕生です。
明日、学校へ持って行くのが楽しみですね。


2011年2月19日土曜日

鹿、現る

アトリエ正面の竹藪ではシカの親子三頭がエサを探していました。


程なくして、今度は猿軍団が登場しました。YS君、大興奮・大喜びでした。
アトリエ周辺にはその他にも、野ウサギやキジやフクロウや、夜にはイノシシまで出没します。
それだけ自然が豊かな証しかもしれません。


土曜日のアトリエです。
小3のYS君、お父さんの勧めもあって、今日は自画像に挑戦です。

「手や顔を描けば上達するよ。」YS君、お父さんの言葉を忠実に取り入れたポーズとなりました。
今日は水彩の下塗りまででした。次回がとても楽しみですね。

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KKさんが油絵の続きを始めました。
今日は、その2日目です。

 


 前回の茶褐色の下塗りに青や緑の色が入れられ、奥行きや光が感じられます。
次回も楽しみですね。